アイドリングストップ・クーラー・ヒーターでCO2削減と労働環境改善

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エバスミクニ・クーラー(エバスペヒャー ミクニ クライメット コントロール システムズ 株式会社提供写真)

車載バッテリーにより、車両がアイドリング・ストップ中でもクーラーやヒーターを使える、アイドリングストップ・クーラー・ヒーターを導入しています。ドライバーの休憩時など、エアコン利用のためにエンジンをかけておく必要がなく、CO2削減を図れます。ドライバーにとってもエンジンの排気や振動、音を気にすることなく、車両内で快適な温度で休憩でき、労働環境の改善にも繋がっています。

リトレッドで自社タイヤを再生リユース

リトレッドタイヤは再生タイヤとも呼ばれ、一定距離の走行により磨耗したタイヤのトレッドゴム部分を交換することで、タイヤのリユースを可能にするものです。トラックやトレーラーなど大型車両のタイヤは、天然ゴム等の資源消費や製造にかかるエネルギー消費も大きく、環境負荷削減効果から近年リトレッドが注目されています。富士陸送では、リトレッドによるリユースを積極的に推進するタイヤメーカーに委託し、自社タイヤのリユースを行っています。単にリトレッドタイヤを利用するだけでなく、自社で使用してきたタイヤをリトレッドに出し、返ってきたものを自社で再び使うことで、さらに愛着を持って使い続けられると考えています。

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富士陸送がリユースしたタイヤであることが示されている
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リトレッドされ再び富士陸送に返ってきたタイヤ

尿素水SCR方式(アドブルー)を導入

ディーゼル車の排気ガスに含まれるCO2による環境汚染に配慮し、窒素酸化物を窒素と水に分解する機能を持つ高品位尿素水「アドブルー」※および「尿素SCRシステム」を導入しています。「尿素SCRシステム」により、従来は窒素酸化物(NOx)として排出される有害な排気を、無害な窒素と水に分解して排出させることができます。「アドブルー」の取扱いには特別な資格は不要ですが、富士陸送では自社整備事業部門にて設備および液剤の管理と適切な活用を行っています。

※「アドブルー」(AdBlue®)はドイツ自動車工業会(VDA)の登録商標です。