車両整備事業の仕事とは?

車両整備事業部 整備士 君野学 インタビュー

車両の安全運行を守り続ける精鋭部隊

Q. 整備部門の仕事を教えてください!

A. 当社で使っている全車両の整備・車検・法令点検、緊急の故障に対応しています。

Q. 「全車両」というと、今は何台くらいですか?

A. 今年になって増えているので、100台以上です。

Q. 車両の種類は?

A. コンテナのトレーラーヘッド、パンを運ぶ4トン車の箱車、10トン車、あとコンテナシャーシです。あと社用車に乗用車です。乗用車から大型トラックまで全部やっています。

Q. 車種が多岐に渡ることの難しさはなんですか?

A. 大型トラックはボディ、箱なら箱でやはり壊れやすい部分があります。平ボディ車はエンジンとシャーシ以外に、例えばサイドバンパーという車両の横についている棒が折れたり、平ボディ車だと床が木なのですが、そこに穴が開いて、そのフローリングを直す仕事などもあります。エンジンも診るし、溶接もやりますし、架装の仕事などもやらなければならないので、知識は色々と必要になります。

Q. 工場の規模について教えてください。

A. 当社の整備工場は元々は指定工場でした。検査ラインがあり、大型トラックが1台入ります。その間でちょっと4トン車の修理ができるぐらいの面積です。

Q. 今の人員体制を教えてください。

A. 工場長の下で、私と同僚2名の計3名でやっています。

Q. たった4人で100台を見ているのですか!?

A. そうですね。少数精鋭でやっている状況です。大体2名で行動しています。車検は多い月と少ない月がありますが、大体コンスタントに予定が入ります。

Q. 特にメンテナンスの必要頻度が高い車はありますか?

A. フジパンさんの使っているパンの車両は距離を走るので、メンテナンスの必要頻度が高いです。特によく乗る車だと、朝と夜や、昼間と夜に走ったりする車もあるので。故障で本当に動かせなくなったらレッカー移動して、近くの日野自動車さんに持って行ってもらうこともあります。

Q. 原因はどのように特定するのですか?

A. 工場長はとても経験が豊富なので、わからないことがあれば皆で、どうすればよいか聞きます。そういう感じで、わからないことがあってもメンバーでなんとかこなしています。コンピューター診断で機械をつないで自動車と交信して、どこが悪いのかが大体出る機能などもあるので、エラーコードで確認してメーカーに問い合わせしたりします。直接メーカーに部品を取りに行って、部品を交換することもよくあります。本当に原因がわからないと、メーカーのサービスに電話して直接聞くこともあります。

Q. 大変だと思う仕事はなんですか?

A. タイヤ交換などです。インパクトという道具で外すのですが、ホイールからタイヤを外すのは、1メートルくらいの棒を2本使って、巧みに外していくのですが、やはり物が重いので大変です。タイヤは、特にエアを入れている時は10キロ(パスカル)くらい入れるので、破裂する危険性などもあるので、気をつけています。

Q. 富士陸送は、創業期に指定工場をやっていた経緯もあり、自社で整備できることへのこだわりを感じますよね。

A. そうかもしれません。社長には無理を言って高価な工具が欲しいとお願いしても、快く了解してくれて買ってもらうこともあるので、そういうことからも(自社整備へのこだわりを)感じます。

Q. 今の仕事量はどうですか?

A. (スケジュール管理は)一応管理部の方でやってもらっていて、今のところは回っています。ただ、2月などは車検の台数がとても多いので、手一杯になります。それでも、なんとかこなしている感じです。

Q. 残業はどのくらいですか?

A. なるべく残業はしない形でスケジュールが組まれているので、肉体的には楽です。

Q. 整備工場が住宅街にあるために気を付けていることはありますか?

A. 車検などでは高圧洗車機で洗うことなどもあり、どうしても道路際で(高圧洗車機を)使って、(道路に)水しぶきがかかったりすることもあります。大きい音が出るインパクトなども使うので、そういうときは気を遣っています。近隣の方に迷惑をかけないように。また、本社から少し行くと保育園があり、朝は当社の前を園児たちが通って、近くの公園に散歩に行くことがあります。その時はちょっと手を休めて、手を振って「おはよう!」とか言ったりしています。

Q. 最後に、今後の整備部門はどうなっていくのでしょうか?

A. (新しく稼働したデポ内に)整備できる場所も確保したり、整備士を新たに雇って整備事業をやるというような話も聞いています。(新しく人を雇った場合は)しっかり指導していかなければならないと思っています。

(インタビュー実施:2020年6月)